こんにちは、まゆみんです。
「離婚しようと決めた。でも何から始めればいい?」
私が離婚を決意してから実際に離婚届を出すまで、半年かかりました。
その半年間、弁護士の先生と一緒に準備を進めました。今振り返ると、この半年を冷静に使えたことが、離婚後の私と娘たちの生活を守ったと感じています。
この記事では、私がその半年間に実際にやったことと、一般的にやっておくべきことを、シングルマザー目線で整理します。
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📋 この記事でわかること
- 離婚前の半年間にやること・やっておくべきことの全リストがわかる
- 証拠の集め方・財産の把握・弁護士との動き方がわかる
- シングルマザーが離婚後の生活を守るために準備すべきことがわかる
離婚を決めた日のこと
離婚を決めたのは、長女が大学受験を終えて、次女が高校に上がったばかりの春でした。
子どもたちはちょうど一番大事な時期。「今、家を壊していいのか」という気持ちと、「これ以上、自分の心が持たない」という気持ちが、ずっとせめぎ合っていました。
夜、家に帰るのがしんどかった。玄関のドアを開ける前に、車の中で10分くらい深呼吸する日が続きました。
でも、不思議とお金のことだけは冷静でした。
FP2級を持っていたこともあって、「感情で動いたら娘たちを守れない」と頭のどこかで分かっていたんだと思います。
離婚を決めたその日に、私はまずノートを1冊買いました。
そこに書いたのは、「これからやることリスト」と「半年後の自分の口座残高目標」。たったそれだけ。でも、書いた瞬間に、「私はもう動き出している」と思えて、少し息がしやすくなりました。
私が離婚前に一番やっておいてよかったこと
生活防衛費を貯めることです。
離婚後、すぐに手当や養育費が入ってくるわけではありません。
児童扶養手当も、申請した翌月分からの支給。財産分与や慰謝料が振り込まれるのは、すべての手続きが終わった後です。
その「空白の数ヶ月」を、自分のお金だけで生活する覚悟が必要でした。
「お金がなくて離婚に踏み切れない」「お金がないから条件で妥協する」——この状態だけは絶対に避けたかった。
だから私は、離婚を決めた日から、自分名義の口座にコツコツお金を貯め始めました。
目安は生活費の3〜6ヶ月分。私の場合、最終的に半年で約180万円を確保できました。
一度に貯める必要はありません。少しずつでも、離婚を決めた日から始めることが一番大事です。
私が半年間でやったこと(リアルな記録)
1. 弁護士の先生に出会った日
最初は「弁護士なんて大げさかな」と思っていました。
でも、財産分与・慰謝料・親権・養育費……自分一人で交渉できる気がしませんでした。
地元の法律事務所に電話して、初回無料相談を受けに行ったのが動き出しの一歩目。
最初の30分で、私のケースが「慰謝料も財産分与も請求できる側」だと分かりました。先生がノートに書きながら整理してくれて、「これは弁護士をつけるべき案件です」とはっきり言ってもらえて、ようやく「私は被害者側に立っていいんだ」と思えました。
最終的に弁護士費用は約160万円。決して安くはなかったけれど、慰謝料300万円を勝ち取れたので、結果的には十分元が取れました。
「自分のケースで弁護士が必要かどうか分からない」——そんな段階なら、まずは無料相談だけでも受けてみてください。話すだけで頭の中がすごく整理されます。
2. 財産を「全部見える化」した
弁護士の先生に最初に言われたのは、「ご夫婦の財産、全部リストにできますか?」でした。
正直、できませんでした。
夫名義の預金がどこにいくらあるのか、保険にいくら積み立てているのか、退職金見込みはいくらか——全然分かっていませんでした。
そこから半年かけて、私は家中の書類を少しずつ探しました。
- 通帳のコピー(夫の机の引き出しにあったもの)
- 生命保険・学資保険の証券
- 車検証
- 住宅ローンの残高証明
- 夫の源泉徴収票(確定申告書類のフォルダにあった)
- 持株会の明細
- iDeCoの加入記録
全部スマホで写真を撮って、Googleドライブの自分しか見られないフォルダに保存しました。
これをやっておかないと、いざ財産分与の話になったときに「そんな財産ない」と言われて終わりです。
把握してみて分かったのは、「思っていたより夫の資産がある」ということでした。退職金見込みも含めると、財産分与で受け取れる金額が当初想定の倍近くになりました。
3. 生活防衛費を月30万円ずつ貯めた
私の場合、フルタイムの会社員収入があったので、毎月30万円を自分名義の口座にスライドさせる作戦を取りました。
夫には家計のことを細かく聞かれなかったので、これが可能でした。
具体的には:
- 給与振込口座を自分名義のネット銀行に変更
- 家計用口座(夫と共有)には最低限の生活費だけ入れる
- 残りは全部「生活防衛費口座」へ
ネット銀行を使ったのは、紙の通帳が家に届かないからです。夫に気づかれるリスクをゼロにしたかった。
4. 児童扶養手当と手当の試算をした
離婚後の収入見込みを、紙に書き出しました。
| 項目 | 月額(試算) |
|---|---|
| 自分の給与(手取り) | 約28万円 |
| 児童扶養手当(一部支給見込み) | 約1.5万円 |
| 児童手当 | 1万円 |
| 養育費(取り決め予定) | 月8万円 |
| 合計 | 約38.5万円 |
これを書いた瞬間、「やっていける」と確信できました。
逆に、ここで赤字になるなら離婚条件を見直すか、引っ越し先を変えるか、副業を増やすか——対策を打つ時間が必要です。
→ 受けられる手当の詳細はひとり親家庭がもらえるお金・使える制度まとめで整理しています
5. 娘たちに伝えるタイミングを考えた
これが一番悩みました。
次女は受験生。長女は大学に入ったばかり。
弁護士の先生と相談して、「離婚届を出す1ヶ月前」に伝えることに決めました。早すぎると受験勉強に影響する、遅すぎると娘たちが取り残された気持ちになる。
伝えたとき、次女は静かに泣いて、長女は「やっと?」と言いました。
長女には全部見えていたんだと、そのとき初めて知りました。
離婚前にやること チェックリスト(保存版)
ここからは、私の体験を踏まえつつ、一般的にやるべきことを整理します。
① お金の準備(最優先)
✅ 生活防衛費を貯める 自分名義の口座に、生活費3〜6ヶ月分を確保する。元配偶者に気づかれないよう、自分だけの口座で管理する。
✅ 夫婦の財産を把握する 預貯金・不動産・車・保険・退職金など、婚姻中に築いた財産は財産分与の対象です。離婚を切り出す前に、通帳のコピーや資産の記録を取っておきましょう。
✅ 自分の収入で生活できるかシミュレーションする 現在の収入と、離婚後に受け取れる手当(児童扶養手当など)を合わせて、月々の生活費を賄えるか確認しておきます。
→ 受けられる手当の詳細はひとり親家庭がもらえるお金・使える制度まとめ
② 証拠の確保(DV・不貞がある場合)
✅ 不貞行為の証拠を集める 写真・動画・LINEのスクリーンショットなど。離婚を切り出す前に集めておかないと、相手が証拠を隠す可能性があります。
✅ DVの記録を残す 診断書・写真・日記など。DV被害がある場合は、まず安全な場所への避難を最優先にしてください。
証拠の集め方は素人判断だと不十分なことが多いです。「これで足りるかな?」と不安な段階で、一度弁護士に相談してください。
③ 離婚条件の整理(話し合い前に決めておく)
✅ 親権をどちらが持つか 子どもがいる場合、親権者を決めないと離婚届は受理されません。
✅ 養育費の金額・支払い方法を決める 口約束では後でトラブルになります。家庭裁判所の審判書または公正証書で書面に残すことが重要です。
→ 養育費が払われなくなった場合の対処法は養育費が払われなくなったら?
✅ 財産分与の取り決め 婚姻中に築いた財産は原則2分の1ずつ。不動産・車・貯金・退職金など対象になるものをリストアップしておきます。
✅ 慰謝料の請求(該当する場合) 不貞行為やDVがあった場合は慰謝料を請求できます。証拠がなければ請求が難しくなるので、事前準備が必要です。
✅ 年金分割の取り決め 婚姻期間中の厚生年金を分割する制度です。離婚後2年以内に請求しないと権利が消えます。
→ 年金分割の手続きは離婚後の年金分割、自分で郵送できた
④ 生活の基盤を整える
✅ 住む場所を決める 実家に戻るのか、賃貸を借りるのか。子どもの学校・保育園の環境も考慮して決めます。
✅ 別居中の生活費(婚姻費用)を申立てる 別居期間中は婚姻費用として相手に生活費を請求できます。申立てをしないともらえません。申立ては早いほど有利です。
→ 詳しくは別居中に婚姻費用を自分で申立てた話
✅ 子どもへの説明を準備する 子どもの年齢に合わせて、いつ・どうやって伝えるかを考えておきます。「あなたのせいではない」と伝えることが大切です。
離婚前にやってはいけないこと
❌ 準備が整う前に切り出さない
財産を隠されたり、証拠を処分されるリスクがあります。まず準備を整えてから切り出しましょう。
❌ 不貞行為をしない
「どうせ離婚するから」と思っても、不貞行為をすると有責配偶者になり、婚姻費用がもらえなくなったり、離婚が不利になる可能性があります。
❌ 計画なく家を出ない
突然家を出ると「悪意の遺棄」と判断されることがあります。別居する場合は弁護士に相談してから動きましょう。
弁護士に相談すべきか迷っている方へ
私は弁護士費用160万円を払いました。
正直、最初は「高い」と思いました。でも、結果的に慰謝料300万円・財産分与で十分な金額を受け取れたので、トータルでは大きくプラスでした。
何より、精神的な支えとしての価値が大きかった。
相手と直接やり取りしなくていい。書類のミスを心配しなくていい。「この条件で本当に大丈夫か」と一人で悩まなくていい。
「弁護士費用が心配」という方へ。法テラス(日本司法支援センター)を使えば、収入が少ない方は弁護士費用を立替えてもらえます。
そして、ほとんどの弁護士事務所が初回相談は無料です。
まずは「相談だけ」で大丈夫。話してみて、合わなければ依頼しなくていいんです。
▶ 離婚の弁護士無料相談
離婚前の準備から交渉まで、まず無料で相談できます。「自分のケースで弁護士は必要か」を確認するだけでもOK。私もここで一歩を踏み出しました。
まとめ:離婚前の半年は「お金と心の準備期間」
離婚前にやることを整理すると、こうなります。
- 最優先:生活防衛費を自分名義の口座に貯める(3〜6ヶ月分)
- 夫婦の財産を把握・記録する(写真でOK)
- 証拠が必要な場合は切り出す前に集める
- 養育費・親権・財産分与を書面で取り決める
- 別居中の婚姻費用を早めに申立てる
- 弁護士への無料相談を必ず受ける
私の半年間は、決してきれいなものじゃありませんでした。泣いた夜も、迷った夜もたくさんありました。
でも、「お金の準備だけは冷静にやる」と決めたことで、自分と娘たちの生活を守れたと思っています。
離婚後の手続きについては離婚後にやること完全チェックリストもあわせてご覧ください。
一緒にゆっくりととのえていきましょう 🌿
今すぐできること
離婚を考えているなら、まず準備から始めてください。
「通帳・保険証券・源泉徴収票をひとつの場所にまとめる」
書類を手元に揃えておくだけで、いざというときに動けます。弁護士に相談するにも、行政に相談するにも、書類が必要です。
そして、一人で抱え込まないこと。
弁護士の無料相談は、誰でも使える制度です。話すだけで頭が整理されます。
【免責事項】 本記事は筆者の個人的な体験および執筆時点の情報をもとにしています。法律・制度・給付条件は改正・変更される場合があります。手続きや申請の際は、お住まいの市区町村窓口や専門家へご確認ください。